不徳のギルド【1巻のあらすじ】
ひたすら訓練に身を投じた少年時代、そして、狩人として日々魔物を仕留め続ける現在。
キルクは自分の青春に疑問を感じ、仕事を辞める決意をします。
しかしキルクはこの町のエース、どうしても辞めてほしくないギルド職員のエノメは、
キルクが辞めたいのは出会いが無いからだと考え、最近入ってきた新人の狩人の教育を任せることにします。
新人の子はヒタム・キャンと言い、皆からはひたむきと呼ばれており、武道家の可愛い獣人族の女の子です。
初めて会ったひたむきと魔物退治に来たキルクは、ひたむきの戦闘力を見るために、スライムと戦わせます。
しかし、ひたむきはスライムと戦うとすぐに先制攻撃をもらってしまいます。
さらにスライムの体はポヨポヨしており、物理ダメージはあまり効きません。
スライムに襲われた獣人族の女の子、もう後は何も言わなくてもどうなるかは想像できます。
スライムにすごいことをされているひたむき、雑魚中の雑魚にもてあそばれているひたむきに驚いたキルクは、
ひたむきを助けようとしますが、もし不意に肌に触れてしまったときにセクハラで訴えられるのが怖くて何もできないでいました。
ひたむきにセクハラで訴えないか聞いた後に、ひたむきを助けたキルクは、ひたむきに狩りの基本である罠や不意打ちを教えますが、
今まで武道家としてやってきたひたむきはそんな卑怯なことはできないと言います。
そんなやり取りをしている間にトドクマというモンスターが現れます。
先ほどの反省を生かし先制攻撃は俺がやるといったキルクですが、その返事の声の大きさに二人の正確な位置がばれてしまいます。
責任を感じ、おとりになったひたむきですが、あっさりとトドグマに敗北してしまいます。
モンスターに敗北した獣人族の女武道家といったらもう後はどうなるか皆さんは想像できますよね。
結果としては良いおとりになってくれたものの、キルクは絶対に一人の方が楽だったと小声でつぶやくのでした。
町に戻り、初陣でスライム二体とトドグマ一頭を討伐したひたむきはエノメに褒められるも
モンスターに二回も侵されたひたむきは、素直に喜べない状況です。
そんなひたむきを見てキルクは、ちゃんとした後任を見つけてからでないと町が滅びかねないと言い退職を考え直しました。
そんなキルクに朗報が入ります。
なんとまた新しく女の子が入ってきたとエノメが嬉しそうに言います。
何かキルクのことを誤解しているエノメは追い打ちをかけるように、ひたむきと同じぐらい可愛くと追加情報を話してきます。
これでは自分が節操なく出会いを求めている奴みたいなやつになってしまうと慌てるキルクでしたが、
そこにとどめを刺すようにエノメはメイデナをキルクの前に登場させました。
しかし、登場したのは可愛いけど色々ぺったんな女の子です。
メイデナは出会い目的の好色な人とは仕事はできないと断りますが、
そんな趣味のなかったキルクはお前からは何も感じないから安心しろと言ってしまいます。
これを聞いたメイデナは思いっきりキルクを殴るのでした。
さて、キルクは青春を謳歌できる人生を歩むことができるのでしょうか。
【不徳のギルド】1巻の目次
・第1話「ひたむきに頑張ります!」
・第2話「少女の知らない世界」
・第3話「晴天の霹靂」
・第4話「瀕死の狩人」
・第5話「みんなで遊ぼう」
・第6話「あなたが初めてです」