【MIX】1巻のあらすじ
朝、立花投馬と立花走一郎が、春休みが終わったことで機嫌が悪く喧嘩します。
そこに、ひとつ年下の立花音美が「さっさとご飯食べて出かけないと間に合わない」と言いに来ました。
制服を着る投馬と走一郎は、余裕こいて朝食をとっている音美に問うと、母が入学式は明日だと言い、2人だけで家を出ます。
2人は高等部なら1分で着く、あと2年の辛抱だと話し合いながら高等部の敷地を半周して道をひとつ渡ると2人が通う明青学園中等部です。
そこに自動車が来て、中からいかつい顔の男子生徒が降り、投馬と走一郎は頭を下げてあいさつしますが男子生徒は無視して行きます。
それを見て2人は学年変わっても嫌な奴、休みが足りないとぼやきました。
それから時間が経ち、1-Aのクラスで掃除中の音美がグラウンドで走る野球部を見ていると、
同じクラスの坊主頭の夏野一番という男子生徒が話しかけてきます。
音美は変な名前だから覚えていたと言い、夏野は一番はエースナンバー、つまり夏のエース、
甲子園のマウンドに立つのが宿命だと言い、野球部に入るという彼に音美は色々大変だから頑張ってと言い、夏野は不思議がりました。
野球部でピッチングをするのは、あの2人を無視した自動車通学の生徒で、
夏野が投馬にあの人がエースかと聞くと、3年の二階堂さんだと答えます。
夏野は来年まで待たなくてもピッチャーになれそうだと言うと、投馬はピッチャー志望なのかと聞き、
夏野はそうだと答えると投馬の胸に音美と同じ苗字が書かれていることに気付きました。
夏野はキャッチャーをほめると投馬はキャッチャーの名が立花走一郎だと教えると、夏野は双子なのに似ていないと言い、
投馬は誰が双子だと言ったと言い、夏野は年子かと尋ねるとそれも否定されて混乱します。
監督の黒柳が1年を呼び、ピッチャー志望者の実力を見せるよう言われ、
走一郎が3人の投げる球を受けると夏野は圧倒的な実力を見せつけました。
しかし監督は夏野に外野手になるよう言い夏野は呆気にとられます。
1-Aクラスで憤慨する夏野に音美はだから大変だと言ったと言い、夏野は立花兄弟は同学年で同じ誕生日で双子じゃないとはどういうことかと聞き、
音美は答えようとしたら、他の女生徒に仔犬持って行っていいと言われたので、そちらに行きました。
野球部では夏野が二階堂がいつも練習一時間で帰ることについて聞くと、
高等部は甲子園一度行ったことがあるが長い間低迷慣れしていると言われ、
夏野は初歩的なキャッチもできない部員を見てもっと良く調べてから学校選ぶべきだったと後悔します。
監督がいなくなると投馬と走一郎はピッチングをし、夏野は投馬のポジションを聞くとサードのレギュラーだと答えられますが、
投馬の素晴らしいピッチングに驚きもう一度彼のポジションを問いますがやはりサードのレギュラーでした。
投馬と走一郎は双子ではなく別々の両親から生まれ、音美は走一郎の実の妹で投馬には義理の妹に当たります。
両親の再婚で兄妹になったというわけで、それで夏野は納得です。
夏野はさらに投馬が凄いピッチャーなのになぜエースじゃないのかと音美に聞くと、
エースの二階堂の父親が多額の出資をしていることが理由でした。
ある日の日曜日、家には投馬と音美しかおらず、みな出かけていたので投馬も出かけるとデートしていた走一郎にとがめられ、
音美を1人にしないようにと怒ります。
そこに夏野が通りかかり音美のことを聞き、帰宅すると3人の子供が音美を覗いていたので追い払いました。
さて、このような複雑な野球部内の事情と立花家の恋愛事情ですが、これから一体どうなるのでしょうか。
【MIX】1巻の目次
・第1話「明青のエース」
・第2話「おれが兄貴でおまえが弟」
・第3話「人見知りなのよ」
・第4話「明青学園なんて」
・第5話「だったら何で?」