【ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~】1巻のあらすじ
荻野爽は優しくて完璧な夫と共働きの夫婦ですが、爽の年齢的に高齢出産になりつつあって(35歳だからもうなってるとも)子作りに焦っているのでした。
一方、夫の方は「子供いないと夫婦でラブラブな週末が過ごせるからいいなー」とかニコニコしながら、子供作りたくない発言をしています。
家族計画では子無しの方向に毎回進んでいて、爽は不満があっても言えない日々を過ごしていました。
しかしながら、爽は子供欲しいそぶりを夫に見せていました。
そのことは夫の方も解っていながら、知らないふりしていて良き夫を演じています。
そう言った不満を、行きつけのバーで発散させる毎日を過ごしているのでした。
そのバーにはニートの(だがヒモとは言わない)彼氏がいると言う、年下の友人瑠衣がいて
爽をものすごーく応援していて愚痴とかなんとか嫌がらずに聞いてくれます。
そして、めっちゃくちゃに信頼しきっていてプライベートなんやらかんやらを、彼女にギャーギャーくっちゃべってるのがもはや習慣になっています。
声がでかすぎて瑠衣だけじゃなくマスターにも、丸っと爽の夫婦生活が聞こえていている(自己管理がなっていないフラグ?)程です。
それはもう、マスターが心の中で(ダダ漏れガールズトーク・・・・・)と、ドン引きしながらコップかなんか拭いています。
瑠衣は合いの手に自分のニートの彼氏を出してきて、爽のカズくん(夫)はカルパッチョ作ると言ったら
「うちのニートはキャベツ人味噌つけて食ってますよ」とこぼして爽が羨ましいと発言してます。
更に「言いたいこと我慢してるなんて爽さんらしくない」って、励ましてきて爽も俄然やる気になってバーを飛び出して家に帰ってしまいます。
この時点では、まだ平和な環境なんですよね。
自宅の寝室で、夫に子供欲しい発言する爽でしたが「俺・・・子供欲しくないんだよ」と謝られて即絶望的になってまたバーに戻ってしまいます。
子供いらねと言われたとは言え、いい年してシクシクメソメソして年下の瑠衣に慰められます。
ともあれ瑠衣に慰められて、(泣くな私)と自分を励まして帰宅する爽。
ここから段々おかしくなっていくターンになります。
家に帰ってたらカズくんは留守で、翌日聞いたらマンガ喫茶にいたと言われたと爽は瑠衣に漏らすんですが、「それって本当に・・・マンガ喫茶ですか」と切り返すんですね。
爽の方は「ああ浮気とか?それはないない」って、ゲラゲラ笑ってしまうんですが…。
数日して、爽は自分のバッグにGPSが仕込まれているのに気づいて、瑠衣やマスターたちの話を思い出してカズくんを疑います。
そこでシングルマザーをしている若菜という友人に相談したら「真っ黒だろ」とキッパリ言われてしまいました。
しかもカズくんにランチ誘ったら、会議というのでこっそりカズくんの会社に電話したら午後出社になってると返ってきて、ますます疑うことに。
これが喧嘩になって、GPSは折られてそれを本来仕掛けた相手が気付くんですが…。
その後もその相手が仕事の方面からも仕掛けてきて、同僚を追いやったりしてたちが悪いです。
そんなモヤモヤする中、思いもよらない相手と再会するところで第1巻は終了します。