【外道の歌】1巻のあらすじ
家族を殺人鬼に殺され、鴨ノ目武の家であるカモメ古書店に居候になっている開成奈々子はペットの猫の日曜日にご飯だと呼びます。
島田虎信は毎日働かずエサを食べて生活できる日曜日を羨ましいと言うと、奈々子はなぜ日曜日などと言う名前なのかと疑問を口にしました。
しかし、虎信も以前武に聞いたけど教えてもらえなかったと言います。
4年前、鴨ノ目武がただいまと家に帰った時、妻が水仕事をしており娘の里奈が皿を運んだと報告したところでした。
武は里奈にただいまと言いますが、里奈は肩をトントン戦いながら疲れたと言います。
武は冷たいと言うと、妻はヤキモチ焼かせて遊んでいるのではないかと推測を話しました。
武はそれならともう一度仕事に行ってくると出かけるふりをすると里奈が武の脚にしがみつきます。
武がギューっとしてと言うと里奈は武を抱きしめ、チュ~~はと聞くと武のほっぺにチュっとキスをしました。
2人は里奈、パパと言いながら抱きしめあい、妻ははいはいと呆れた様子です。
武は妻が牛肉コロッケの冷凍食品に不満げな言葉をかけると自分で作ると時間かかるしこれでも美味しいしと返答しますが、
武が自分で作ると言うとやったと里奈と一緒に喜びました。
ご飯、汁物、ハンバーグ、キャベツの千切りの夕食をとると妻と娘も満足げです。
里奈が武に猫が飼いたいとお願いすると団地だからダメと言いますが、妻は許可とればいいみたいだと言いました。
それでもどうせ妻も里奈も世話は自分任せにするだろうと武は反対するのですが、里奈は怒ってパパ嫌いだなどと言い、武はため息をつきます。
後日、武は猫を連れ帰り、妻にどうしたのかと聞かれるとちょうど仕事先で里親を探していると言いました。
里奈はパパ好きと言いながら武の脚に抱き着き、武は里奈にその猫は家族の一員になったから大事にするよう言います。
妻が里奈には甘いと言うと、猫の寿命は10年から15年だから里奈の思春期の頃に別れが来る、
そのくらいの年に生き物の死を経験するのはいいことじゃないかと武が言うと妻はいろいろ考えているのねと感心した様子でした。
里奈は猫に日曜日という名前をつけ、武は変わった名前をつけると不思議がり、妻にもらってきたのは水曜日じゃないかと聞くと、妻は日曜日は武が1日中家にいるから好きな日なのだと教えます。
妻に亡くなった父親の古書店どうするのかと聞かれ、継ぐのも良いかも、そうすれば毎日が日曜日になると里奈を膝に乗せながら言うのでした。
そして武は里奈に見送られて仕事に行き、その後で妻と里奈は日曜日を置いて買い物に行きます。
スーパーで買い物をすると、後ろから変な男性がついてきました。2人が家に入ると家のチャイムが鳴り、ついてきた男がスーパーでお子さんがお菓子を落として行ったと言います。
怪しんでお菓子をそこに置くよう言い、暫くしてからお菓子をとるためにドアを開けると男が手を差し込んで来て入ってきました。
武が家に帰ると警察がおり、2人が亡くなったことを伝えます。
絶望した武は呼吸できなくなり、暫くしてから警察の叔父から警察官僚の息子が容疑者になっていることを聞き、武はある決意をするのでした。
【外道の歌】1巻の目次
・第1話「007」
・第2話「031」
・第3話「055」
・第4話「081」
・第5話「105」
・第6話「131」
・第7話「155」
・第8話「179」
・第9話「205」