【まいりました、先輩】7巻(最新刊)のあらすじ
高校2年生の世里奈は、一つ上の水川先輩と付き合っています。
夏休みに入る直前、二人は遂に身体の関係となりました。
二度と戻らない高2に夏休み、世里奈は水川とデートしています。
とはいえ水川は受験生なので、部屋での勉強デートとなります。
時計のアラームが鳴ったので、二人は休憩タイムをとりました。
世里奈は休憩タイムを待ち望んでおり、水川と話がしたくて仕方がありませんでした。
さっそく彼女は、水川の子供の頃の夢を聞きました。
すると彼は、サッカー選手になる事と答えます。
また、警察官にも憧れたことがあり、それは「警察24時」というテレビ番組の影響でした。
それを聞いた世里奈は、一日だけなれるとしたら、サッカー選手と警察官のどちらを選ぶか聞きます。
それに対して水川は、「お前になりたい」と答えるのでした。
家に戻った世里奈は、間違って水川のノートを持って帰ったことに気づきます。
それはごく普通の勉強用ノートですが、彼女は水川の書いた一文字一文字を見て、心をキュンキュンさせていました。
そこに書かれた落書きにさえ、足をばたつかせながら萌えるのでした。
(わたし、ノートの端の句読点にさえ恋してる)と、世里奈は如何に先輩のことが好きか感じます。
場面は変わり、サッカー部の練習中です。
水川は3年生でしたが、未だ部活を続けています。
練習後に彼は同じ3年の前園と、世里奈に関して話しています。
そこに樋口も加わり、水川と世里奈の仲がどうなったか聞いています。
口の軽い水川は気の置けない仲間に、世里奈と肉体関係になったことを話してしまうのでした。
そんなある日の夜、世里奈は文化祭の準備で公園に来ています。
彼女は、水川の弟の悠馬と二人で荷物番をすることになりした。
夜の公園は物静かな雰囲気が漂っており、二人の間に気まずい空気が流れます。
世里奈は何か話題をと考え、前に悠馬から言われたことを思い出します。
彼女は悠馬の言葉が、色々考えるきっかけになったと彼に伝えました。
悠馬は彼女が悩んでいたと知り、何を悩んでいたのか尋ねます。
それは彼女が兄とラブラブで、悩みなどないだろうと思っていたからです。
世里奈は「受験」と言って、答えをはぐらかしました。
後日、水川との勉強デートの帰り、世里奈は樋口とバス停で会います。
二人が無言でベンチに座るなか、セミの鳴き声だけが聞こえてくるのでした。
今日も、水川と勉強デートとなります。
自分の課題を終えた世里奈は、8月の予定をどんどん立てていきます。
水川はそれをみて、多少引き気味になっていました。
そんな先輩の表情を読み取り、世里奈は彼の手を握ります。
「先輩抜きでも、夏を楽しんでいい?」と、彼女は想いを打ち明けました。
それまで受験生の水川に遠慮して、自分で遊びに出かけることはしませんでした。
しかし二度と戻らない高2の夏は、彼女をそのままでいさせません。
水川もそれが分かっており、「うん、俺もその方が気楽だよ」と納得します。
そして、「会えない時間も恋愛なんだよ」と離れても二人なら大丈夫と世里奈に諭すのでした。
【まいりました、先輩】7巻(最新刊)の目次
・ep.25「先輩と夏休みの始まり」
・ep.26「先輩と楽しい夏の日」
・ep.27「先輩と会えない日」
・ep.28「先輩と会えない時間」