【六道の悪女たち】16巻(最新刊)のあらすじ
椰子谷は男を痛めつけながら、いつから男はこんなに弱くなったのかと嘆きます。
椰子谷は男が針蔵高校の生徒とわかり、「帰って、この街はクロムサムが仕切ると伝えろ」と言い放ちました。
針蔵高校では、既に9人の犠牲者が出ていました。
それらは全てクロムサムの仕業であり、亜森高校とは無関係でした。
それでも岡森は黙っていられず、菫風乃に意見を求めます。
現在、針蔵高校には菫風乃の弟がいます。
そこで、周囲の生徒はみんなが、菫姉弟に期待しています。
それに対して風乃は、(更生するために学校に行こうと雷乃姉に言ったけど、こんな学校は元々必要ない)と思っています。
それに、闘う相手の素性も分からず、チームの大きさも分かりませんでした。
そこで風乃は、やられた男に相手の様子を尋ねます。
それから、彼の服を脱がせると、その背中は痣だらけでした。
風乃はクロムサムと対抗するために、亞森高校と手を結ぼうとします。
しかし男たちは、針蔵と亞森が敵対関係にあるとして、風乃の意見に反対します。
その頃、雷乃は六道と会っていました。
六道は雷乃が針蔵高校に入ったことを聞き驚きます。
六道がもっと早く教えてくれればと言ったので、彼女は女の子の気持ちを汲み取るように応えます。
そこで彼は彼女の気持ちを汲み取れなかった自分が悪いとして、雷乃に謝ります。
気持ちを汲み取れないと言えば、六道はチョコの意味も分からなかったと打ち明けました。
それを聞いた雷乃は、気持ちを分かって欲しいからハートにしたのにと言います。
ハートと言えば私でしょと言う雷乃に対して、六道はそれは無いと突っ込むのでした。
雷乃は六道に、今日会いに来た理由を告げます。
それは、亞森と針蔵の両方を仕切る番長になってもらいたいというものです。
二つの高校は、街の不良高校のツートップと称されていました。
双方の間には常に争いが絶えず、いずれが最強かを競っていました。
現在のところ亞森がやや優勢で、両者の争いには落ち着きが見え始めています。
ただし針蔵の不良たちは、自分たちが負けたとは思っていませんでした。
そうした中、何故か針蔵の不良たちだけが、突如現れたクロムサムによって襲われていました。
雷乃たちは亞森から出ざるを得なくなり、針蔵へと移ってきました。
ちょうどそれが、謎のチームに針蔵が襲われ始めたのと重なります。
そのため雷乃は、事態を一層憂慮していました。
六道は雷乃の依頼を受け、亞森の仲間に相談すると言います。
それを聞いた雷乃は、その返事を番長を引き受けるものと早とちりします。
すると六道は、亞森が針蔵に協力する立場となるのに、自分が最強の番長になる意味が分からないと言います。
それに対して雷乃は、仲の悪い良好をまとめるには、強力な求心力のある人物が必要だと語りました。
そして、それに適した人物は、六道以外にいないと彼女は熱く語ります。
それでも六道は、理屈は分かるものの、自分には務まらないと番長を断るのでした。
【六道の悪女たち】16巻(最新刊)の目次
・第134話「亞森と針蔵」
・第135話「番長の覚悟」
・第136話「不良のオールスター」
・第137話「ビビリの番長」
・第138話「カップルの2人」
・第139話「初めての告白」
・第140話「誠意ある返事」
・第141話「クロムサムの強襲」
・第142話「慈しむ夜叉」