鬼滅の刃【17巻(最新刊)のあらすじ】
しのぶの回想シーンです。
彼女が幼いころ、家族は幸せに暮らしていました。
そこに鬼がやってきて、両親が殺害されてしまいます。
しのぶ達はかろうじて、行冥によって命が救われました。
彼女と姉のカナエの二人は、今後は鬼を一体でも多く倒すことを人生の目的とします。
場面は、鬼との闘いシーンに戻ります。
しのぶは、鬼を倒せば人々を救えると考えています。
これまで鬼のせいで、どれだけ多くの人々が不幸になったか彼女は想い返しています。
そうした想いを込めて、彼女は渾身の力で童磨に毒を打ち込みました。
しかし毒の攻撃は効かず、童磨は彼女に向かって自分に喰われるのにふさわしいと言いました。
そんな童磨に向かって、しのぶは「地獄に堕ろ!」と言い放ちました。
しのぶの子・カナオが現れましたが、既にしのぶはとどめを刺されていました。
カナオは怒り声を叫びながら、童磨に斬りかかりました。
しかし彼の攻撃はやすやすとかわされ、しのぶは童磨に飲み込まれてしまいます。
さらに童磨は、カナオを喰らおうと襲い掛かります。
一方、善逸はふすまの反対側にいる人物に呼びかけました。
それに応えて現れたのは、「上弦の陸」と瞳に刻まれた獪岳です。
善逸はかつて兄弟子だった獪岳に対して、怒りをあらわにしました。
その頃、炭治郎と義勇は無限城の城内を駆け回っています。
城の中では扉などで、鬼殺隊隊士の分断が図られていました。
そこに鴉が現れ、胡蝶しのぶが死んだことを伝えます。
一方、新たに産屋敷家当主となった輝利哉は、愈史郎の「眼」の力を持つ鴉により、状況を把握しようとしています。
彼は二人の姉まで失いましたが、隊士らのために全力を尽くしています。
そこで輝利哉は、カナオが鬼と交戦中だと知りました。
さらに、善逸も上弦の陸と遭遇したことが分かります。
その善逸に対して、獪岳は小ばかにするような事を言います。
すると善逸は、獪岳が何故鬼になったのか尋ねました。
二人の師匠は、雷呼吸の使い手から鬼が出たので、自ら腹を切って責任を取っています。
善逸は、師匠は自分と獪岳の二人を、共に後継ぎにしようと考えていたと言います。
それに対して獪岳は、自分を認めてくれる側に与すると応えました。
善逸が使えるのは壱ノ型だけですが、獪岳は壱ノ型だけは使うことが出来ません。
そこで獪岳は、肆ノ型で善逸に襲い掛かりました。
それを善逸は素早い動きでかわしながら、相手にダメージを与えます。
鬼になる前の獪岳は、上弦の壱・黒死牟に全く歯が立たず命乞いをしていました。
彼は黒死牟の圧倒的な強さに恐怖し、強くなりたいがために血を分けてもらいます。
黒死牟は、呼吸を使う剣士の場合、鬼になるには時間がかかると言いました。
稀に鬼にならないケースもありますが、獪岳は何とか鬼に変わることが出来ました。
そして獪岳は善逸を黒死牟と比べて、大したことがないと再び攻撃を仕掛けてきます。
獪岳が次に放ったのは、雷呼吸による波状攻撃でした。
善逸は獪岳の攻撃を喰らって、城の下に落ちていくのでした。
【鬼滅の刃】17巻の目次
・第143話「怒り」
・第144話「受け継ぐ者たち」
・第145話「幸せの箱」
・第146話「誇り」
・第147話「小さな歯車」
・第148話「ぶつかる」
・第149話「嫌悪感」
・第150話「気づき」
・第151話「鈴鳴りの雪月夜」